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今日から実行!コロナ疲れを溜め込まないための心と身体の作り方

今日から実行!コロナ疲れを溜め込まないための心と身体の作り方

新型コロナウイルスが猛威を振るう中、なかなか収束が見えず、不安な毎日を過ごしている方も多いでしょう。

こうした状況に加え、自粛生活が重なり、体調を崩す方が増えています。いわゆる「コロナ疲れ」というものです。

メールやLINEではありますが、私の所にも「コロナ疲れ」に関する相談が多く寄せられています。

私は、医療従事者ではないので「コロナに関する専門的なこと」は何一つ言えません。

でも「カウンセラー」という立場だからこそ言えることがあると思います。

そこで今回は、「コロナ疲れ」を溜め込まず、健康な心と身体を保つために秘訣を伝授します。難しいものはありません。コロナ疲れを感じている方、ぜひとも参考にしてみてください。

あなたは大丈夫?コロナ疲れ度チェックリスト

「コロナ疲れ」と言っても、どういうものが当てはまるのか、いまいちわかりにくいですよね。

少々乱暴にまとめると、「新型コロナウイルスが流行して以降に感じている身体的・精神的な疲れ」ということです。

以下は、それぞれの症状についてのチェックリストです。どれくらい自分に当てはまっているか、確かめてみてください。


【精神面のチェックリスト】

  • 仕事や家事に集中できない(効率が落ちている)
  • コロナ関連のニュースを見ると気が滅入る
  • 感染を恐れるあまり毎日が不安
  • 潔癖症のように身の回りを除菌してしまう
  • 家にいてもマスクをしないと落ち着かない
  • 何をしていても気持ちが落ち着かずそわそわする
  • 特に理由がなくてもイライラすることが増えた
  • 何もする気になれずに意欲が湧いてこない

【身体面のチェックリスト】

  • 寝ているはずなのに疲れが抜けずダルい
  • 睡眠が浅く、夜中に起きるようになった
  • 偏頭痛がするようになった
  • 立ちくらみや耳鳴りがするようになった
  • 食欲がない、食事が美味しく感じられない
  • 肩こりや腰痛になった(あるいはひどくなった)

いかがでしょうか。新型コロナウイルスが流行してから、1つでも当てはまるのであれば、あなたは「コロナ疲れ」を感じていると言えるでしょう。

「コロナ疲れ」を放置すると「うつ病」の原因に

新型コロナウイルスの感染が拡大してからというもの、私たちの暮らしは大きく変わりました。

いまだウイルスに対する対処法がはっきりせず、ワクチンも開発されていないとなれば、不安に思うのは当然のことです。

その不安から外出したり、人と会うことも自由にできない生活となれば、大きなストレスを抱えてしまっても仕方がありません。

そうです。「コロナ疲れ」は、こうしたストレスが主な原因なのです。上記であげた心身の不調も、ストレスが大きな割合を占めています。

心身の不調は、あなたの身体が発している危険信号です。放置をしていれば、単なる疲れや不調にとどまらず、「うつ病(コロナうつ)」になってしまう恐れすらあります。
コロナに感染しないために気をつけて生活していたはずが、いつの間にか体調を崩している・・・なんてことになっては、元も子もありません。

今日から実行!コロナ疲れを溜め込まないための「5つの心がけ」

「コロナ疲れ」に限らず、疲れを溜め込んでしまえば、体調を崩す原因になりますよね。

大切なことは、(コロナ)疲れの原因となるストレスを溜め込まず、うまくコントロールし、付き合っていくことです。

では、具体的にどのようにすればよいのでしょうか。

1.情報を遮断する

当たり前ですが、新型コロナウイルスは「新型」である以上、日々情報が更新されていきます。

常に最新の情報にアクセスするために、毎日テレビやネットにかじりついて情報収集にあけくれる、なんてことをしていませんか?

いくら情報を仕入れても、ワクチン開発などは専門家にしかできません。結局私たちにできるのは、手洗いうがい、そして人との接触を極力避けるという以外にないのです。

そうであれば、情報ばかり集めても不安が募るだけ。

いっそのこと、こうした情報は極力遮断して、感染予防に務める方がいいでしょう。

すべての情報を遮断するのは難しいので、「1日1時間だけ調べる」「朝起きてから最新ニュースだけを見る」など時間や回数を決めておくといいでしょう。

個人的に一番オススメしたいのは「スマホに触らない」です。スマホを使うようになって、朝から晩までスマホを見る習慣ができてしまっていますよね。ちょっと調べようと思ったのに、気づくと数時間経っていたなんて経験ありませんか。スマホユーザーのほぼ全員が依存症といっても過言ではないでしょう。
なんとか見ないようにしようとしても、スマホがそばにあるとついつい見てしまいます。そのため、情報を遮断するには、物理的にスマホを触らないようにするのが一番です。
スマホを見ないと不安になりますか?その症状こそが、依存症であり、「コロナ疲れ」を溜め込んでしまう一番の原因かもしれません。今すぐに見直しましょう。

2.1人になる時間を作る

リモートワークや休校の影響で、家族全員が家で過ごす時間が必然的に増えています。

いくら家族とはいえ、四六時中一緒に過ごしていると、お互いストレスを感じますよね。

特に、子供を持つ親は、仕事と子供の世話のどちらもしなければならず、本当に大変なことです。

そのため、できる範囲で1人になる時間をつくるようにしましょう。

家の中で1人になる時間が作れない人は、買い物に1人で出かける、夜や朝方1人で散歩に出かけるなどしてください。お風呂にゆっくり浸かるなどもいいでしょう。

小さいお子さんがいるうちは、夫婦交代で面倒を見るなどしてください。

1人になる時間を作ることで、気持ちの整理ができ、冷静になることができます。

3.家族以外ともコミュニケーションをとる

家の中で過ごす時間が増えると、家族以外の人とのコミュニケーションが極端に減ってしまいます。

そうなると、愚痴をこぼしたり、たわいのない会話を楽しんだりもできなくなってしまうでしょう。

できる範囲で、家族以外とのコミュニケーションをとるようにしてください。

直接会うことは難しいので、電話やLINE、zoom、Skypeなどを使えば遠くにいる友人とすぐに会話ができます。

親しい友人と話すことは、ストレス発散としては最適です。居酒屋などにもいけなくなってしまった影響で、最近では「オンライン飲み会」というものも流行っていますよね。

「オンライン飲み会なんて・・・」と思っている人こそ、やってみると意外とハマります(ぜひお試しあれ)。

4.食事をしっかりとる

外出する機会が減ると、どうしても食生活が不規則になり、太ってしまう人がいます。

これまで通りに食べていると、動かないので仕方のないことです。

だからといって、食事を抜くのはもってのほかです。食事は健康な生活をする大前提です。

ダイエットのために食事を抜けば、免疫力が下がり、コロナ以外にも様々な病気にかかる可能性が高まります。

買い物に行く機会も減っているため、インスタントや保存食に偏りがちですが、できれば、野菜や果物など、生鮮食品をしっかりとるようにしてください。

5.適度に身体を動かし、しっかり睡眠をとる

リモートワークをするようになった人の中には、「会社まで行って帰ってくる」というだけでも、意外と身体を動かしていると気付いた人も多いのではないでしょうか。

1日中家で過ごすことになると、体を動かさない→疲れてないから熟睡できない→生活リズムが乱れる→免疫力が低下する・・・という負のスパイラルに陥りがちです。

こうならないためにも、適度な運動は必要です。

ただ、大勢で集まってスポーツはできないので、人混みを避け朝晩に散歩やランニング、サイクリングなどするといいでしょう。

室内でのストレッチや筋トレをするだけでも、十分な効果が得られます。狭い室内でもできるものが、Youtubeなどにたくさん紹介されているので参考にしてみましょう。

少し身体を動かすだけで、睡眠の質が驚くほど変わってくるのです。

普段から運動不足だと感じている人こそ、積極的に身体を動かしていきましょう。

家族とずっと過ごすことが苦痛と感じるあなたへ

本格的にリモートワークや休校が始まってから、私のもとにこんな相談が増えています。

「家族とずっと一緒にいることが苦痛に感じます。どうしたらいいでしょうか?」

どうしたらいいか?という問いに対して、「こうするべき」という答えは持ち合わせていません。

ただ、家族に限らず、誰であっても四六時中一緒にいれば苦痛に感じるものではないでしょうか。

私も自分の子供を世界で一番愛していますが、家の中で24時間365日一緒にいれば、苦痛に感じると思います。それは私だけでなく、子供たちだってそうでしょう。

「苦痛に感じること」を押さえ込もうとしても無理です。大切なことは、こうした感情とうまく付き合っていくことです。

1人のなる時間を作ったり、趣味に没頭する時間を作るのもいいでしょう。素直に家族に話し、少し距離を置くのもありだと思います。

困難と真正面からぶつかる必要はないのです。

今は大変な時期であることは間違いありませんが、無理をしすぎて体調を崩しては元も子もありません。

コロナ疲れを溜め込まないよう、自分なりの生活の工夫を見つけてください。